CS日本映画専門chにて、いっきょ放送!

嗚呼、このテーマで書く日が、ふたたび来ようとは!
 
Uボート』の迫力にうならされ、『LOST』のミスター・エコーの死にっぷりに涙し、地上波の吉田秀和のドキュメンタリーに恍惚とし・・
 
その後、なにげにCSザッピングしてたら、お、お・・おおっ!!
日曜深夜の『アストロ』いっきょ放送だー!
見逃してた第1回から見られた〜!!
(日本映画専門chは、『トリック』しか見ないのに、まったくの偶然)
 
久々に見たぜ、バロンちゃんのおケツ♪ ぷぷ(^m^)゛
 
初手から、ツッコミどころ満載。
球一が、球五に。「てめえみてえに、他人の敷いたレールの上を歩くしか能のねえような奴ぁ・・」
球一つぁん。ふつーレールの上は「走る」もんです。
レールの上を歩いたら・・や、山下清になってしまうんだなヾ(^^;)
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ついでに・・ちょっとしんみり。
あのドラマが作られたのは2年前、2005年。
例の日本初プロ野球ストで、大騒ぎだった時期。
 
語り部として登場する古田くんに、
近鉄バファローズ存続の署名運動にかかわり、
その関係の掲示板にカキコしてた自分が
重なって見え、やや気恥ずかしくもあった。
 
あのプロ野球スト以後、野球界は変ったか?
大きく変ったとは思えん。私には。
セパ交流戦は実現したが、地上波放送は
あいかわらず巨人戦ばっか。
そして、他チームの主力をカネでひきぬき、
「カネの力で強い巨人」はそのまま。
カネなし球団は、FAで次々有力選手を逃がす。
そんな野球に、愛着もてるかってんだぃ、ドちくしょ〜!
 
いくたの野球劇画あるなかで
いまなお『アストロ』が新鮮なのは、
連載当時、すでに巨人主導のプロ野球界の問題点を
まっすぐ指摘し、否定して見せた点だろう。
描く方も、描かせる側も、かなり勇気が要ったはず。
(圧力、かからなかったのかな?)
 
そして、その『アストロ』の新鮮さは、
日本プロ野球界の問題点が、あいかわらず
そのまんまだってことの証明でもある。
 
日本プロ野球界が、本当に良く変るには、
もう少し時間が必要なのかも。
院政」は、「院」がいなくならんと
終らんてことだね。つまり・・
 
「この国の変化は、つねに海の向こうから
来るもの、つまり外圧でしかなしえない」とは
沈黙の艦隊』にあったセリフだが、
ぎゃくに「海の向こうへ渡っていく」ことで
外から変っていくものも、あると思う。そう、信じたい。