きみは『Uボート』を見たか−2

劇場版『Uボート』公開は、本国では1981年。
「当時、西ドイツで最大のヒット映画」
つまり、まだ“ベルリンの壁”が存在した時期。
 
日本での公開は、その数年後か。
当時、たしか『ビッグコミック・スピリッツ』に
「シネマ・コンプレックス」て映画評ページがあった。
担当してたのは、松浦理英子(女流作家)。
『親指Pの修行時代』『ナチュラル・ウーマン』の、あのお方。
 
ある回で、『Uボート』が紹介されてた。
(残念ながら現物は残ってないが・・)
「雷撃にあった時、乗組員が艦のバランスをとるため
狭い艦内をだーっと走る場面が、とってもセクシー」
とか書いてあったのを、鮮明におぼえてる。
 
親が戦争映画嫌いだったので、幼いころから
戦争映画は、めったに見してもらえなかったが
この映画評にひかれたのもあり、見に行った。
 
いや〜、スゴかった!
潜水艦内っていう、閉ざされた空間と
映画館の暗やみってば、臨場感ありすぎ!!
 
映画館が、何とかいう新音響システムを採用してて
雷撃戦の場面は、ホントに館全体が揺れてるよう。
座席のヒジかけにしがみつきながら、見た。
 
巨大スクリーンで、駆逐艦がこっちに近づいてきて
ぐわーーーっと頭上を通りすぎるシーンを見た時、
背筋がぞくっときた、妙な快感は、いまだ忘れがたし・・。
 (3.につづく)
 
8/15終戦記念日、CS・Super! drama TVにて、
Uボート』いっきょ放送!
終戦記念日特集 「U・ボート」全6話一挙放送
8/15(水)14:00〜20:00

 →Super! drama TVサイトはこちら!
 
※うっかり「その1」の上に「2」を
上書きしてしまったので、書き直しました。
 →その1.はこちら!