きみは『Uボート』を見たか−3

きしょ〜。終戦記念日の一挙放送までには書き上げたかったのに。
40℃近い殺人的猛暑にめげて断念。
録画はしたけどね。
  
しみじみ思うのは・・
このドラマ、ドイツ語だからいい、ということ。
『U Boat』じゃなく、『Das Boot』だからいい。
「魚雷1号・2号!」は、やはり
「アイン・ウント・ツヴァイ!」でなくては。
日本語吹替や、英語になってたら
臨場感は半減しただろう。
 
「ほほ〜。“警報”てのはドイツ語でも
“アラーム!”っていうのね」などと
ドイツ語のごつごつした響きを楽しみつつ
録りながら昼寝してた。(バチあたり☆)
 
そして・・使ってる音楽の素晴しさ!
潜行する潜水艦を、音で表現したら
まさしくこうなるだろう、というテーマ曲。
澄んでるのに、どこか残酷な
ソナー音の高音が、たまりませぬ。
シンセサイザーの使いっぷりも
70年代ぽくて、なつかし・・。
 
かと思うと、艦長の好きなレコードは
甘い女声のシャンソン『待ちましょう』だし。
 
艦内で乗組員たちが合唱する『ティペラリーの歌』については、こちら参照。
 →「君はIt's a Long Way to Tipperaryを知っているか?」(業務日誌#35)
艦長が「敵の歌を歌っても、信念はくじけぬ」とか言ってたが
単に“英国の民謡なのに、好きな曲なので
ドイツ兵たちが歌ってる”だけじゃない、深い意味あり。
 
音楽のよさでも『Uボート』は、
潜水艦映画の中でも随一ではないだろーか?
ロシア語の男声合唱が印象的な
レッド・オクトーバーを追え!』テーマ曲もいいけどね。
 
実家から、劇場版パンフ掘り出してきました。
このテーマ、もうちょっと続けます。
ぢつは潜水艦映画も、好物の1つなんで・・
 
(その4.につづく)