はーc=(-.-) 終りましたねえ・・日本シリーズ
第7戦は、なんだか第6戦の再現VTR見てるようで、とちゅうで見るのやめました。
さすがのあたしも、日本一になった王さんの胴上げと、ホークスのビールかけだけは、見る気になれなかった。そこまでミーハーにゃなれんわ☆

チーム力では、終始、ホークスが優ってましたね。打つほうも、守備も、投手力も、バントなど小技も。
たとえ勝った試合でも、阪神はキメがあらかったように思います。サヨナラ犠打とかさ〜。
なにがなんでも1点もぎとり、5点差を4点差、4点差を3点差にして、じわじわムードを変える。そういう、ある意味きたない点のとりかたが出来ないチームなのか、と思いました。野村カントクなら、やったろうけど。
第6戦の最終回、なかなか打てなかった先頭打者の赤星が、きれいなヒット打って塁に出たあと、そのノーアウトのランナーを返せない。1点も取れない。あすこで、あ〜もうアカンわ、と思いました。
けっきょく、いちばん個人的にもりあがったのは、金本のサヨナラ・ホーマーの試合でした。きゅっと仙ちゃんに抱きしめられた金本が、あとで、あの瞬間「カントク、こんなに痩せちゃったのか・・」と思ってた、ってコメントには泣けた・・(T_T)
そして、3連勝の第5戦、大歓喜の観客席には横断幕で、こんな一言。
「甲子園は凄いやろ!」
これは名コピーだったなあ。たしかに甲子園は、すごかった。
「大阪からシリーズ始まってたら、阪神優勝でしょうけど。甲子園で大阪の客よろこばしといて、福岡でホークス優勝でしょ」とずばり言ってたのは、某スポーツ・ニュースに出てた落合でした。
この偉そうな男の予想だけは、当たってほしくなかったのにな・・。

でも、仙ちゃんには「かわいそう」なんて言わないよ。
2度も王ダイエー日本シリーズで激突(前回はドラゴンズ監督だった)、2度とも勝てず。その前にも1回、日本一になりそこなってたんだっけ。・・それがどうした?
球界には、一度たりとも日本一になれなかった、西本さんという大先輩だっているのだぞ。
阪急ブレーブス監督時代はちょうど巨人のV9時代とぶつかり、近鉄バファローズ監督時代は、山本浩二・衣笠・江夏のいた、いちばん強い時代の広島に、とうとう勝てなかった(※れいの“江夏の21球”含む)。
3連敗のあと、4連勝で広島が逆転優勝、なんて年もあった。広島ファンながら、いまだに思い出すと胸がいたむ。それを思えば・・。

仙ちゃんには「惜しい、もっと続けて」とも言わないよ。
阪神での2年は、よそのチームの5年に匹敵する」って、言ってましたね。「たった2年で辞めろというのはむごい」とかなんとか言われてたのは巨人の原カントクだったが、おんなじ長さでも、あなたのこの2年に、だれが文句を言えましょうか。文字どおり、親の死に目にもあえない思いして。
さらば“アンチ巨人”の星。あなたにはこの形容がいちばんふさわしい。
どうぞ、ゆっくり体を休めてください。
「そして元気になったら、また戻ってきてください」なんて、いまは言うまい。かるがるしくそんなこと言うのは、いっそ、あなたへの侮辱でしょう。だって完全燃焼、したんだもんね。
さいごに見た仙ちゃんは、いつまでも、いつまでも見つめていたくなる、いい顔してた。結果なんてむしろ、どうでもいい。あれがすべてだと思った。

それにしても、日米どっちも、これほど野球の面白かった年もめずらしい。大満足とはいかず、びみょ〜に心残りがあったりするのがまた、来年への期待につながって、いいかなと。
鬼に笑われても、来年の大リーグにも、アテネ五輪のドリーム・チームにも、期待してしまうぞ。
だけど・・仙ちゃんいなくなったあとの日本のプロ野球って、はたして面白いかなあ・・?