待ってましたTBS『情熱大陸鈴木桂治くん特集!(^m^)゛
いつ見ても可愛ゆいのぅ、めったにないタレ眼の三白眼(笑)。
「鈴木くん見てると、家につれてきて、『もういいよ』って言うまでゴハン喰べさせてあげたくなるのよね〜」とほざいて、マーマにあきれられてるのは私ですf(^ー^;
 
鈴木くんは、開会式のときもビデオ片手に井上くんのこと録ってたから、アレにいったいどんな映像が? 見たいな〜と思ってたのは私だけではないはず。『情熱大陸』って番組は、そういうファンの要求に、ぴたり応えてくれた。
日本を発つまえ、自分でケイコ着おせんたくしてた鈴木くん。
「もう、乾いてもとりこんでるヒマないスね。干したままアテネ行きます」
「そんなの、おねーさんがとりこんどいてあげるわょぉ♪ 心おきなく行っといで!」と思わずTVにツッコミf(^ー^; いや冗談はさておき。
 
以前見た新聞広告で「私が見てないとこの試合負けちゃう! と思ったことありませんか?」ってキャッチコピーがあったが、私は、逆。「私が見てちゃ、この試合負けちゃう!」と思うことのほうが多い。
この4月、アテネ五輪選考会「体重別選手権」100kg級準決勝が、まさにそれ。鈴木くんが井上(兄)に投げられた瞬間、「ごめん鈴木くん、あたしが見てたからだー!!」と絶叫したのは私・・f(^ー^;
鈴木くんはあのあと、子どものように泣きじゃくりながらインタビューに答えてたが、じつは引き手をとるのに肝心な指を痛めてたってのは、あとで判った話。たぶん「負けた直後に『じつはケガしてまして』なんて弁解めいたこと言うな」って、しつけられてるんだろうな。
そして「あと1つ勝ちさえすれば、井上(康生)さんと直接対決、と意識したのがよくなかった。目の前の相手を倒すことだけ考えなきゃいけなかった・・」とも。
 
およそ柔道好きで、鈴木桂治と、井上康生の因縁を知らない人は、いないだろう。
今回アテネ、その井上康生の信じがたい敗戦を伝えるテレビを前に、鈴木くんは、黒帯の色のハゲたとこを油性マジックで塗りつぶす作業を黙々とつづけてた。(『情熱大陸』は、そういう鈴木くんのすがたも、淡々と映してた)
正直、あのときは、よーし井上さんのぶんまで! なんて気負わなきゃいいが・・と心配して見守ってたんだが。
 
すでに一回戦から、だれにも負けっこない、強い男の横顔をしてた。気負いも、迷いも、おそれも、まるで見えなかった。100kg超級は、前回シドニー五輪、例の「疑惑の判定」で、篠原が金メダル逃した因縁もある。そして・・100kg超級の五輪代表選考、決勝で鈴木くんに負け、試合場を出たとたん大泣きしてた、中学いらいのライバルだという棟田くん。
いろんな人のいろんな思いを背負いつつ、みじんのゆるぎもなく、鈴木くんはあっさり頂点までのぼりつめてしまった。勝利者インタビューでも、泣きもせず。見てるほうは泣きっぱなしでしたけど(苦笑)。
 
鈴木くん「柔道には、勝つための計算が必要なんです。頭がよくなくちゃ勝てない競技だと思います」
インタビュアー「意地悪なこときくようだけど、じゃ、自分は頭いいと思うの?」
鈴木くん「はい。柔道に関しては、自分には考える力があると思ってます」
これ聞いたとき、たしかに鈴木くんは変った、と思ったな。
 
前回シドニー五輪は「先輩の練習相手・投げられ役」として同行した、という鈴木くん。いつのまに、ここまで強い人になってたんかなあ・・。