プロ野球スト、ひとまず回避。よかったというべきか・・いまの段階ではなんとも言えない。あまりにもバクゼンとしてて、情報あつめだけでも大変。プロポーズしたのに「しばらく考えさせて」って答が返ってきたようなもんじゃないの?
よろこぶのも、失望するのも、早すぎるったら。
 
ただ、もし私がオーナー側なら。(※あくまでも仮定の話)
「考えさせて」「検討してるから」と、ずるずる回答を引きのばす。
もう、9月だからねえ。シーズンが煮詰まってるでしょ。9月も後半になれば、優勝かかったチームは、本音いえばストなんてやりたくないはず。タイトルかかった選手も同様。もちろんそのチームや選手のファンも、気持は同じ。だんだん、選手会−ファンの一枚岩の結束に、わずかながらヒビが入るんじゃなかろうか。
それを期待しての、とりあえずの引き伸ばし作戦・・なんてこと、ないだろうね?
 
たのもしきは、古田選手会会長。ネットで情報あつめしてて「古田はタフ・ネゴシエーター」って一言をみつけて、うなってしまった。
まさしくそれだ! いまのかれは、たしかにネゴシエーターの顔してる。試合のあいまの長時間会議、責任の重さにいささか疲れてはいるけど、眼が、死んでない。
会議場入りするとき、選手会側の選手たち、一様にこわばった顔して入ってきたのに、オーナー側は談笑しながら、にこやかに入ってきた。あれ見て、オーナー側をブン殴りたくなったのは、私だけじゃないと思う。
会見後、オーナー側の瀬戸山・ロッテ球団代表の握手を、古田はちょっと首を横にかしげて拒んだ。胸がスッとした。百万言ついやしても語りつくせない気持を、一瞬で判らせてくれた。いわく、こんなかんじか。「まだ終ってねーだろ!」
試合のあと、敵チームであるはずの阪神ファンが「古田! 古田!」コールした気持、すごくよくわかる。ほんと、もし古田が渡米してたら(今シーズン前そんな噂もあった)、いまごろどうなってたか・・古田ゲストの『すぽると』見ながら、そんなこと考えた。
この男を、まるめこむ? ははっ、そう簡単にはいかんと思うよ。
 
さいごに。
近鉄オリックス合併承認に、ただ1人、棄権票を投じた松田オーナー。長い苦労のすえ開花し、やっとタイトルに手が届くシーズンでありながら「もしストで今シーズンが不成立になっても、自分はいいです」と言いきった“赤ゴジラ”嶋選手。
じつに久しぶりに、カープファンでいてよかったと、心の底から思ったよ〜(T△T)