Dr.マーク・スローン/薄氷の女王−1

正確なタイトルは、
『新Dr.マーク・スローン』第3シーズン#3「薄氷の女王」
という。CSスーパーチャンネルで放送中の、海外ドラマ。
 
ドラマの設定をかんたんに説明すると。
主役マーク・スローンは、ロサンゼルスの海の見える家に住む、推理好きの初老のドクター。
奥さんは出てこない。「親父は2階に住んでるんで、おれと1日じゅう顔を合わせない日もある」って息子のスティーヴが言ってたから、同居してるらしい。
その息子スティーヴが、ロス市警の警部補やってる関係で、警察の顧問ドクターもしてる。
病院の同僚には、やたらおしゃべりな院長。
海軍士官と結婚してる、勝気な黒人女医アマンダ。サーフィンが趣味の、陽気な研修医ジェシイなど。この2人も推理好きなんで、なにかと事件に首をつっこんでくる。
  
主役のスローン先生を演じてるのは、ディック・ヴァン・ダイク
映画『メリー・ポピンズ』で、おズボン膝までずり下げてアニメのペンギンと踊ったり、煙突掃除人すがたで『チムチムチェリー』歌って踊ってたバート役の、あの人。
この人の芸達者だけど軽妙なノリが好きで、よく見てるドラマ。
なにより、研修医ジェシイ役の男の子が、ジゴロン・ヘアの金髪、スラヴふう顔だち、童顔なのに肩幅ひろく、輝くような笑顔の白衣すがたが可愛くて、これもお目当て(^m^)゛
推理モノだけど、胃もたれせず、さらっと軽いフンイキも好き。
息子スティーヴ役の人、おなじヴァン・ダイク姓なんで、本物の息子が演じてるらしい。あんまり顔は似てないけど。
・・このドラマの基礎知識は、以上として。
 
「薄氷の女王」は、警部補スティーヴが、父親の病院の同僚、アマンダをスケートリンクに案内してくる場面からはじまる。警察バッヂ見せれば、外部の者でもリンクに入れるって特権を乱用したらしい。ドキドキしちゃう! と、はしゃぐアマンダ。
ティーヴ「きみがフィギュアスケート好きとは知らなかったな」
アマンダ「あら、あたしは6歳から13歳まで、氷の上で生きてたのよ。ベッド・ルームのポスターは、ドロシー・ハミル、ペギー・フレミング、タイ・バビロニア・・」
 
おおっ☆ いきなり、なんてマニアックな作り! さすが米国、フィギュアスケート大国だなあ・・。思わず、この3人について調べてしまったよ。それで、女医アマンダのだいたいの齢、この物語の背景となった時代も、想像ついた。まあ、それはあとでまとめて書くとして。
 
ちょうどそのリンクへ、報道陣に囲まれて入ってきた、フィギュアスケート女子の花形選手の1人。歓声をあげるアマンダ。
ところが、ものかげから男が飛び出してきて、彼女にいきなりナイフを向けた・・!
・・そう、米国フィギュアスケート界、そして世界的にも有名な、あの事件をモデルにしてるんですよ、この話。(このネタ、長くなりそうなんで連載にします。つづく)