最終回はスゴすぎ・・☆

・・はい。たったいま、見終えたとこです。『OZ』最終回。
どこかにこの気持ぶつけないと、寝つけるわけないので、こんな時間に書いてます。
 
すごかった・・すごすぎた・・。
見てるあいだじゅう圧倒されて、見終えたいま、虚脱してる。
もう、視聴者というより、共犯者って気分。ドラマというより、ひとつの“体験”だった気がする。
作り手の「これ以上こんなことつづけてたら、神経が焼ききれちまう。壊れちまう。オレはもうたくさんだ! これが最後だ!」って悲鳴が聞こえるような、惜しげなく、恐いほどの高水準。
好き嫌いって個人の感想を超えて、よーしわかった、思うぞんぶんやんなさい、性根を据えて見とどけてあげるから。そんな気になった。
こんな気分にさせられたのって、じつに、かの『エヴァンゲリオン』劇場版いらいだよ。
 
『OZ』は、だれにでも勧められるような、万人向きのドラマではない。
見る人によって、きっぱり好みは分かれるだろう。ドラマのほうから、見る人を選んでくるような。・・私を選んでくれて、ありがとう。凄い体験をさせてもらった。
こんな奇蹟的なもの見ちゃったら、とうぶん他のドラマ見られないよ。どうしてくれる。
 
シリルについていうならば、けっきょく上訴はふたたび却下され、電気イス処刑は本当に執行された。その瞬間、ふと、鼻先に焦げ臭さを感じたほど。
見通し甘かったですねえ、私。バカヤロ〜いちどは死刑延期にして気ぃもたせやがって、と怒りつつ大泣きしたくなるかと思ったが、ふしぎとホッとした、しずかな気分。
シリル・オライリーは、ほんとに見事なキャラクターだった。なんか、それが完成されたって気がして。
(正直、シリルが泣き叫びながら死刑になるってあざとい演出は必要あったか疑問だけど、この、あざとさこそ『OZ』の魅力でもあるし。役者としては、こういう場面をこそ演じたいのかもしれないしね・・☆)
そうそう、役者さんの名前しらべたので、書いとこう。スコット・ウィリアム・ウィンタース。よかったね、シリルって難役から解放されて。むしろ、そう思えてしまった。
また、べつの役で、どこかでお会いできることを期待。きっとその機会はあるはず。だって、すごく上手い役者さんだもの。
 
ここまで高レベルのもの創っちゃったら、脚本家はこれ超えるのに、この先さぞ、のたうち回るだろうと思う。役者や、裏方さんには、めったにない、いい経験だったろうけど。
これを超える刑務所舞台のドラマは、とうぶん出てくるまい。一生、忘れません。忘れられません、きっと。見のがした第1シーズンも、ぜひ見る機会が欲しいです。
・・ああ疲れた。さて、寝るか・・c=(-.-)