フランス杯女子・浅田真央ちゃん初優勝!

おそるべき15歳。まだあと4年はJrにいられる齢の選手だぞー?!
FP終盤、スピンで片手ついて回ったとき、ハイドロ振付かと思った(笑) スポーツ・ニュースで山田コーチに「さいごのスピンだけ、変なんなっちゃって・・」って電話してる映像見て、あ、そうだったの、と思ったが。
 
ダメモトの、のびのびっぷりが、技術以外の、また別の魅力につながってるよ。
FP『くるみ割り人形』、まるで真央ちゃんのために作られた曲のようだった! とくに中盤『こんぺいとうの踊り』、チェレスタの淡い、きらきらした音に、ぴたり合わせた動き。あまりの可憐さに、見てるうちに涙出てきた。
なぜ、コンボの第2ジャンプが、トゥループじゃなく、ループで飛べる?! よっぽど、エッジ系ジャンプ得意なのね〜☆
 
とはいえ、トリプル・アクセルは斜めってたし(コケなかったのは偉い)。ハイドロっぽくなっちゃったオーラスのスピンはもちろん、トランディション、いわゆる“つなぎ”の部分は、まだまだよね。
正直、あの点は、ちょっと出すぎだった気もする。
 
「GPファイナル・世界選の出来しだいで、トリノに出られるよう直訴」って話もあるけど、そんなにあせる必要、あるのか?
 
コメンテーターの中には「出られるタイミングってあると思うし」と、まるでトリノに出ないと五輪に2度と出られんような言い方する人もいるが、真央ちゃんほどの大才能に対して、そりゃ失礼ってもんじゃないかえ!?
たしかに、これから背も伸びる、背が伸びれば骨で重くなる、体も丸みをおびてくる、飛べにくくなるってことはあると思うが・・。だれでも通る関門、そこでザセツするようなら、それまでってこと。
 
もっか、国際スケート連盟は「医学的見地から、年齢的例外は認めない」そうだ。
医学的にってことは、選手寿命に影響するってことだろう。
そりゃまあ、あれほどチェレスタの音に似合うのは、いまだけ、刹那の耀きだが。
あせって促成栽培するの、ぜったい反対!!
 
マスコミも、ちょっと騒ぎすぎ。
私生活まで追っかけ回し・・ブタメン喰べる真央ちゃんの映像、なんど見たことか☆
 
フランス杯の話にもどる。
2位、サーシャ・コーエンのFP「ロミオ&ジュリエット」にも、泣けた。
本人の必死さが、ジュリエットの必死さと重なりあい、なんとも劇的。あれほどの美人に、あの顔ですがられて、ともに滅びてもいいと思えないなら、男じゃないよな・・☆
ソルトレイクの時は、似合わない衣装に背伸びした演技「カルメン」、大粒ダイアモンドの原石のような子だったが。
この子の股関節は、新体操の選手なみにすんなり180°開く。他の選手じゃ、こうはいかない。
 
3位荒川さん・・余裕ない。すべての動作が、ちょっとずつ短すぎ。
せっかくのスケールの大きさが、縮小されて見えた。
SPヴァイオリン衣装、すその「♪」マークひらひらが可愛い!
今季、すっごくいいプログラムもらった予感。
おちついて、じっくり完成させるのよ! がんばれ荒川さん!!
 
長くなったんで、フランス杯・男子については、また出直してきます。