世界Jr・女子に思う。

あいかわらず地上波はCM多すぎ〜☆ 日本選手の演技、それも上位の選手しかマトモに放送せず。どうせフ○゛TVには期待してない。
月末にCSで完全中継あるんで、それを見てからくわしく書くとして。
 
真央ちゃん、来るべき時が来たな、という感じ。
「シニアの壁」にぶつからなかった子が、Jrに戻って「Jrの壁」にぶつかろうとは。
 
なにも今季、4回転に挑戦することないのに・・。
おかげで3アクセルすらぎこちなくなり、それをきっかけに抜けまくり。見てるのがつらい真央ちゃんの演技って、はじめて見た。
 
トリノでのスルツカヤは、荒川静香に負けたのでも、五輪の重圧に負けたのでもなく、じつは浅田真央に負けたんだ・・と思ってた。
GPFでのスルツカヤは、トリプルがダブルになった程度で、遜色なかった。FPだって、トリノのより、ずっと完成された滑りだった。
それが、恐いもの知らずの15歳の勢いに、圧倒された。
 
年齢制限で、GPF優勝者が出場できない五輪。トリノで優勝して、ほんとに世界一という称号に値するか?
そういう微妙な迷いが、どこかスルツカヤにはあった気がする。もちろん、それだけが原因とは言わないが。
 
銅に決まった瞬間のスルツカヤの笑顔は、納得だったと思う。
体力の限界、宿命、新ジャッジ・システムの透明さ、公平さ。
そして、浅田真央の若さではなく、荒川静香の円熟に敗れた。これなら納得、仕方ない。無理して笑ってはいなかった。あの笑顔は、私にはそんなふうに見えた。
 
・・と、思ってたんだけどね。今季の世界Jr見るまでは。
スルツカヤを追いつめたのは、浅田真央でもなく、真央ちゃんを筆頭とする「次世代」だったんだと、世界Jrを見て思った。
 
キム・ユナは、荒川さんタイプね。イナ・バウアー、Y字スピン、どこか荒川さんの滑りを目標にしてる気配あり。きっちりレベル4狙えそうなとこも。(上手いけどJrなのに落ち着きすぎ、まとまりすぎ、はじけたとこがなく、個人的には好きじゃないが)
 
キム・ユナだけじゃない。米国のシズニー、E・ヒューズ、キミー・マイズナー。四大陸ではじけてたケイティー・テイラー
荒川さんに磨きをかけたタラソワさんが研磨しはじめたらしい、グルジアの16歳ゲディヴァニシヴィリ。
完成度ではユナ・真央に数歩おくれをとってるものの、はじけてイキのいい若手の有望株は、いっぱいいる。
 
マスコミの皆様、ユナ・真央の抜きつ抜かれつだけに注目してるようですが、この2人はまだ“2人別次元”という高みまでは、到達してないと思いますぞ。