助手が、ナタリーじゃダメなわけ-(1)

最近の『モンク』は、脚本すごく充実。
たわいない、罪のない犯罪が多い。かろやか爽やか、ほのかに哀愁、上品な笑い。まるで極上のシャンペンの泡のよう。
 
脇役のストットルマイヤー警部&ディッシャーくんの凸凹コンビも、役にハマってきた。
なにより主役のモンクさんが、肩の力がぬけ、こなれてきた。以前はやや演技が濃ゆすぎ、見ててしんどいこともあったが・・。
 
不満は、ひとつだけ。
モンクさんの助手、兼、看護婦のナタリー(トレイラー・ハワード)。
前任者シャローナ(ビティ・スクラム)ほど、あのドラマの世界に溶けこんでないのは、一目瞭然。
 
シャローナ、なんで降板しちゃったんだろう?
ネットで調べたら、ギャラの額の交渉決裂が原因らしい。
バカだな〜2度とないようなハマり役だったのに!
 
私しゃいまだに「ああ、この場面、シャローナならもう一歩するどくツッコんで、もっと面白くなったろうに・・」と、毎回、必ず思う。
シャローナは男の子、ナタリーは女の子持ちのシングルマザーだけど、息子の方が面白かった! モンクさんと男同士の会話があったりして。
  
ナタリーがきらいなわけじゃないです。べつに。
ただ、あの個性派ぞろいの面子の中に入ると、地味、平凡、埋没してしまう。
平均点は取るけど、予期せぬ面白さが、出てこない。
あの硬質で、きまじめな個性は『ザ・ホワイトハウス』か『ブル』あたりなら合うのに・・と思ってたら、『ホワイトハウス』には出てたらしい。納得!
 
文句ばっかタレてても仕方ないんで、なぜそう思うか? を、しばらく書いてみたいと思います。
すんません。また連載です・・<(_ _)>
(その2.につづく)