栗塚旭主演の新選組シリーズ、全体の印象

栗塚旭主演の『新選組血風録』『燃えよ剣』、見終えた。
ほんとに長年見たかったんで、時代劇専門チャンネルに多謝!!
(おなじく栗塚旭主演『俺は用心棒』てのもあるはずだが、これもそのうち放送してくれると期待。ただ、土方さん役ではないらしい)
 
まずはシリーズ全体の印象から。
第一印象からして「貫禄ある農民の顔」してる人が多かった。
これでこそだよなぁ〜。納得。
 
役柄のイメージぴったり! つーか「この人、この役を演じるために生まれてきたんでは?」と思うほどハマってたのは、
近藤勇(舟橋元)、沖田総司(島田順司)、井上源三郎(北村英三)。
 
とくに、源さん! 笑っちゃうほど大ハマり!
江戸のびんぼう道場・試衛館時代、米びつに残ったわずかなお米を、ぱらぱらすくいあげてるとことか。
鳥羽伏見の戦さ場で、みんなにお昼のおむすび運ぼうとして砲弾にやられ、さいごの一言が「みんな、早く喰って、くれ・・」手からおむすびが、ぽとり、とか。
こういう哀愁が、絶品だった〜♪
 
沖田くんは、黒鉄ヒロシ新選組』に出てくる彼に、そっくり!(とくに死に際の、やつれた顔が・・)
歯ならびがあまりよくないので、笑顔が幼なげ。背がひょろ高くて、肩が張ってて、ものごしは柔らかい、なのに強そう。
この人が出てくると、ホッと心がくつろぐと同時に、「ああこの人がいれば、襲われても安心だ」と思わせる頼もしさ。よくぞ、こんな人がいたものだ・・。
 
勇さん、文句なし。眼に力があって、重しが効いてて。
黒羽織と、白緒のぞうりと、乗馬すがたがよくお映りで〜
渋いのに、さびしそうな顔すると妙に可愛くて〜(好み♪)
 
この3人はもう、この人たちのイメージでしか、想像できんほど。
 
イメージといちばん違ってたのは、齋藤一。
細おもて、冷徹、孤高、無口、左きき、凄腕、刀の目利き、謎めいた性格・・ってイメージが、すでに出来ちゃってるからな〜。
(『るろうに剣心』の影響も、ちょっとある・・)

『血風録』のほうは、左右田一平さん。柔和な笑顔で、辻占売りの子と、わらべ唄うたって遊ぶ齋藤ってのは、あまりにも・・☆
(左右田さんは『燃えよ剣』では、新選組といっしょに上洛する町医者役だったが、こっちの方が似合ってた)
燃えよ剣』では、玉生司郎さん。顔も体格もごつくて、とくに箱館戦争のあたり、どうしても島田魁にしか見えなかった☆
 
・・で、かんじんの土方役の栗塚さんについては?
次回『血風録』についての中で、書く予定。