07世界選・男子、まずは感想

今回の世界選・男子は、なんといっても、この一言に尽きる。
 
惚れ直したぞ〜、ランビエール!! 
 
まだ3アクセルも跳べない、シニア出始めの“スピン小僧”時代。
スピンの達者さとともに、チャップリンを愛嬌たっぷりに演じた表現力に、ひとめ惚れ。
あれから何度か惚れ直したが、今回ほど強烈に「愛しい!!」と痛感したことはなかった。
 
何にって、もちろんFPにですとも! あのフラメンコ!!
正直、高度な技術合戦で個性がうすれ、点取り競争になりつつあるアマ・フィギュア界。
もう演出や振付で心の底から感動できるのは、プロのアイス・ショーに限られるのかも、と思いかけてた。
キャンデロロに魅かれて入り、ヤグディンフィギュアスケート観が決まってしまった私には、最近の傾向は、必ずしも楽しいものじゃない。世間でフィギュア人気があがるにつれ、醒めていく部分がある。
でも。
 
そうだよそうだよ、これぞ、フィギュアスケート
私の愛したフィギュアスケート、そのもの。
いまのジャッジ・システムでも、これほどの演技が可能だったとは!
そのうえ、SPの失敗で、もう連覇は望めない状況。万全ではない体調。それでもこれだけは滑りたい、という心までこめられては・・。
 
恥ずかしながら、今回のステフ・ランビエールのFP見てると、涙でかすんで、演技がよう見えんのですわ:o(T-T)o:
ぜひ、あのプログラムは、育ててってほしい。いまからもう来季が楽しみでならんよ、あたしゃ。
いい子だなぁとは思ってたが、これほど見事な男に育つとは。正直、思いもせんかった。
あんな演技みせてくれる男に、惚れずにいらりょか。
 
愛してるぞぉ〜スピン小僧〜!!
 
もちろん、大ちゃんには心から「おめでとう」を言う。
いつぞや本田くんがケガで予選で棄権、1人代表になり、独りで出場枠を勝ち取るプレッシャーにボロボロになってた大ちゃん。
ライバルより、まず自分に負けてた、あのころの大ちゃん。
こんなに立派になって・・(T△T)
その感動と、日本人初の男子・銀メダルって事実には、泣いた。
でも演技そのものは、全日本のときの方が、数段よかった。
 
そして、SPでいきなし3アクセルすっぽぬけ、14位と出遅れながら、FPで7位まで追い上げた“信成殿”にも、心からの拍手を!
おかげで「出場枠・3」が守れたではないの。小塚くんも出られるのね♪(勝手に決めてるが・・笑)
 
まあ、いろいろ言いたいこともあるが・・
(ザヤック・ルール破り3度めなのはヲイヲイ、と思うが、ルール自体に納得もしてないし)
彼にはなにより「滑る楽しさ」に戻ってきてほしい。
新FPも、彼独自のよさを出してるようには思えん。
大好きなパジャマEX「ルースター」さえも、“曲に乗る”という最大の魅力にちと欠けてるように、私には思えた。
でもまあ、4回転跳べるようになれば、また違ってくるかもね。
いまトップレベルの男子選手の中で、いちばん将来性あるのは、“伸びしろ”まみれなのは、彼だと思う。
 
『新SASUKE』で長野誠さんに声援送り、あいまにシンクロ見て、フィギュアでは大ちゃんに泣き、真央ちゃんに泣き、あんみきちゃんに泣き・・正直バテた☆
まだ録画じっくり見直してないんで、とりあえず感想のみ。
女子については、次回また。