07世界選・女子の感想(やや辛口)−1

面白かったはずなのに。あんなに泣いたはずなのに。
 
真央ちゃん、SPの出遅れからの見事な立ち直り2位はすごい。拍手を惜しまない。
でもGPシリーズ終盤、あれほど見事に曲と一体化してた真央ちゃんが、FPはただ振付を必死にこなすだけ、曲についてくのが必死みたいだった。
 
あんみきちゃん、わずか1年前、トリノの“森のくまさん”体形からのあざやかな立ち直りには、こちらも拍手を惜しまない。
しかし、世界一の称号に匹敵する演技だったか・・?
 
たしかに、競技としては最高で、感動した。
でも、演技としては・・?
振付が印象に残ってるのは、わずかに中野さんSP『SAYURI』のみ。
(中野さんはFPでも3アクセルに挑戦したり、前向きで、ひたむきだった。もっと評価されていいと思う)
 
振付の話に戻ると、とくにEX・・スルツカヤと村主さんがいないと、こうも見ごたえなくなっちゃうもんか。痛感。
 
感想を一言でいうなら、トリノ五輪の時と同じ、苦いあと味。
ユナちゃんが転倒せず、上位がカンペキな演技ばかりでしのぎ削ったら、どれほど見事だったことか!
 
「コケなければ勝ち」「無難にまとめれば勝ち」
こんな競技、この先ずっと、愛してけるか?
男子FPでステフにあれほどの感動をうけなかったら、マヂそう悩んでたことだろう、たぶん。
 
絶賛する人は、世間にあまたあろうが・・
これがいまの私の、率直な感想。
(その2.につづく)