残念ながら、こんな男しか愛せない。

ケイト、このことに、早く気づけ!
「こんな男を愛したい」と思う相手と、実際には「残念ながらこんな男しか愛せない」と思う相手って、ちがうんだって!
 
ケイトのママが、すでにこの点でつまずいてる。その結果、娘がママのため、犯罪に手をそめるとこまで追いつめてしまった。
その母親と、そっくり同じ過ちしでかしてどうする、ケイト!
 
言うまでもなく、ケイトにとって「愛したい」男はジャック。
「こんな男しか愛せない」男はソーヤー。憎んでも飽きたらない、自分のいちばん嫌いな部分のみなもとである父親そっくりの・・。
ケイトは、ソーヤーをどうしようもなく憎悪しながら、それゆえ執着せずにいられない。根っからの悪党でない、弱い部分もふくめて。
(ただし“ソーヤーみたいな男”ってだけで、どうしてもこの人でなくてはってほどの執着心は、まだないように見える)
 
かたやジャックは、正義感が強すぎるほど強い。あえて身内を追いつめるほど強烈な正義感の持ちぬし。
うまくいきっこ、ないんだけどね・・。
ケイトから、一方的なジャックへのキスシーン見ながら、そう考えた。
 
あの後、ジャックは急に、ケイトを特別扱いしはじめたように見える。
マイケル追跡隊から外されたケイトは、意地になって単独で追いかけ、あっさり“奴ら”の人質になり、古典的な“足手まといのヒロイン”になってしまい・・
いちばんやっちゃいけないことやったと思うぞ、ジャックは。
 
いかにも家庭的で、居心地のいい巣作りをする女に、ジャックはあまり興味ないように見える。(まえの結婚で懲りたのかもしれんが)
元ロス市警のアナ・ルシアといい、気の強そうな女が好きね〜。
 
しかしアナ・ルシア、いかにも八方破れで男まさりな感じだが、サバイバル生活でも左くすり指に指輪してるあたりが、泣かせる。(“復讐”を果たす過去の場面でも、したままだった。街中をパトロールの場面では、なぜか外してたが)
出てったダンナに未練ありかどうかは知らんが、「少なくとも、いまは男なんかいらんわ」って意思表示にも見える。
 
結論。これはって相性よさそうな女がおらん。
ジャック、いい男なのに、女運ないね・・。
 
追伸:いや〜まさか、『LOST』では重厚で無口な牧師ミスター・エコーが、『OZ』では他人にガラス入り飯喰わせるわクスリ売るわ使うわ男抱くわ、やりたい放題のあげく壮烈死したアデビシだったとは!(アドウェール・アキノエ=アグバエ Adewale Akinnuoye-Agbaje)
顔だち似てるとは思ってたけど、あまりにも印象ちがったんで・・
アデビシん時ゃ、優作並みの派手な顔面演技してたし〜。
化けるね〜役者ってのぁc=(-.-)