筑紫哲也を忘れない。-2(完結)

思えば、筑紫さんとキャスター人気を
競ってた久米宏が、週1回とはいえ
TBSで報道番組やってるなんて、信じらんない!
それも、かつて久米宏の看板番組だった
ニュースステーション」のウラ番組で!
(いろいろあったんだろーなー・・☆)
 
で、前回のつづき。
筑紫さんというと思い出すこと、その3。
なんといっても、カープのリーグ優勝見に行き、
広島球場の観客席で、カープ帽かぶって
うれし泣きしてた姿。
 
これに一番泣けたなぁ〜、ぢつは!
現在みたいに、才能流出のない時代。
まだカープが優勝できる力があった、最後の時代。
たぶんもう、こんな時代はこないだろう・・。
 
筑紫さんというと思い出すこと、最後に・・
ニュース23」が、報道中心の第1部と
特集中心の第2部に分かれてたころ。
この時代の第2部は、まさしく黄金時代!
 
対談では、下向いてスカートいじくってて
まるで人見知りする少女のようだったのに、
歌い出すと、カメラが追いきれないほど動き回り、
古代の巫女のようだった、ビョーク
 
「カネのあるところというのは、カネにしか
興味のない人間が集まってくるんです」と静かに語った
ダンス・ウィズ・ウルブズ』時代のケビン・コスナー
 
ニュース23」の「最後の晩餐」では
「人生の最後に何が食べたいって?何言ってるんだね
きみは?」と、まったく相手にしなかったのに
「ここへ来て、やっとマトモな話ができる」と
ホッとしたように笑ってた、アンソニー・ホプキンス
 
筑紫さんが「貴方はスペイン人ではなく、
カタロニア人だということですが・・」と聞くと
「カタロニア」と聞いた瞬間、ピンと背筋を伸ばした
三大テノールの1人、ホセ・カレーラス
 
(若い人集めて、ディスカッションやったら
1人の若者が「人殺しって、なぜいけないんですか?」と発言、
あまりの驚きに、誰もマトモな答が出来なかったのも
たしかこの番組ではなかったか?)
 
あの時代の「ニュース23」は、
本当にいろんな貴重な思い出もらった。忘れられない。
ぜったい忘れないよ、筑紫哲也とともに。
(この項、終わり)