さいきん『BONES』が面白し!

や〜『BONES』シーズン2-#9「届かぬ地中の叫び」は傑作。再放送まで見て、2回めに見ても感動した。
 
!!以下ネタバレの可能性あり・注意!!
 
人質を地中に埋めては、身代金を請求するシリアル・キラーがいる。その犯人による未解決事件の被害者が、ぐうぜん地中から発見される。その捜査に関わるうち、ブレナン博士自身が犯人に襲われる。ラチ場面を目撃した同僚・ホッジンスもまた犯人の車にはねられ、2人とも車ごと地中に埋められてしまう。車内の空気がなくなる時間が刻々とせまる・・
 
・・とまあ、ここまではわりとよくある設定だが。
ブレナン博士は骨の、ホッジンスは土の専門家。
車ごと埋められたため、2人とも手荷物を持っており、飲料水・ケータイ・デジカメ・恋人に贈るつもりの香水なんかが手元にある。
 
土の専門家ホッジンスは、車内にこぼれた土を見、かんたんな実験をして、ずばり自分のいる場所を推理してしまう。
2人はケータイを一瞬だけ車のバッテリーにつなぎ、数文字の暗号のようなメールをオフィスの同僚に送る。
オフィスでは、それを原子番号と、ある特殊な混合物による土の成分だと気づき、ずばり、車の埋められた場所を特定する。
 
さらに、ブレナンとホッジンスは、デジカメ電池と防腐剤を化学反応させ、ドタン場で酸素を作り出しさえする!
およそ、このテのネタで、これほどスリリングで面白いと思ったのって初めてだよ。ま、ネタバレはこのへんにしとくが・・
 
や〜、お見事な脚本。本当にこのメンバーでしか成立しない話を、よくぞ作り上げた!スリリングなテンポの速さも素晴しい!中盤で「もう酸素がない」カウンターの数字がゼロになる演出もうまい!
 
BONES』って開始当初は、FBI捜査官・ブースのなじみの店にブレナン博士の部下一同がどやどや来て、死体写真を広げたり、事件の話をしながら、臓物入りスープ注文したり・・って演出があざとくて好きじゃなかったが。(死体も思いっきしエグいしね・・)
最近、脚本よくなったな〜ほれぼれ♪ とくにクリスマス・ストーリーは、オールド・ファッションの味わいがあっていい。毎回、感心する。
お気に入りのシリーズが1コ増えて、うれしいぞと♪