栗塚旭主演『燃えよ剣』の印象(前)

栗塚さんは、武州多摩あたりから、すでに土方さんそのものなので、安心して見てられた。
くらやみ祭の場面、原作どおりのバラガキっぷりに惚れぼれ。
洋装は『新選組血風録』のときより、ピタリときまってたし。
  
流山で、勇さんが投降すると決めた別れの場面。
あんな可愛ゆい泣き顔で、裾にすがりつかれたら
ぃゃ〜男冥利に尽きるだろな〜と感動(笑)。

ちゃんと、原作の勇さんの、
「トシ、お前は新選組を作った。新選組の局長である、おれをも作った。京にいたころのおれは、いま思うと、本当のおれではなかった気がする。もう自由にさせてくれ」
って名ゼリフをそのまま吐いたのも感動〜!
 
なんつっても特筆モノは、
土方歳三の愛した女・おゆきさんだー!
げ、原作そのままのイメージだー!
きりっとした顔だちといい、口調といい。
涙が出るほどうれしかったですわ〜(T△T)
(ひとつだけ気になったのは、おゆきさんの唇が
昨今流行りのグロスでも塗ったみたく
やけにテカテカ光ってたこと。
時代劇らしくなく、見るたび引っかかった。
これさえなければ・・玉に瑕☆)
 
もう1人、特筆モノは、裏通り先生(左右田一平)!
『血風録』の齋藤一より、ぜったい合ってる!
試衛館のウラに住んでて、新選組といっしょに
上洛してしまう町医者。
作務衣(?)すがたで薬研ゴリゴリやったり
庭で薬草干したりが、本当に似合う!
顔見ただけでホッとして、そのとたん病が
半分ぐらい治っちゃいそぅ〜(^^)
この人のナレーションも、絶品でした。
 
壬生屯所の賄い方から、新選組とずっと行動を
ともにする伝さん(小田部通麿)も印象的。
(最終回、なにもこの人をあんな過酷な目に
遭わせなくてもよかったんでは・・☆)
   
※長くなったので、2分割します。〜つづく〜