いまさらですが・・追悼マイケル・ジャクソン-1

マイケル・ジャクソン死す、享年50歳。
マスコミがよく言うような「早すぎる死」とは思わない。
むしろ、すでに伝説の人としては、遅すぎたくらい。
 
他人の倍の密度の人生だったから
50歳は、むしろ長寿なんでは?
ああまで無茶な人体改造をしておいて
天寿をまっとうできるとも、したいとも、
きっとマイケルは思ってなかったろうし。
 
訃報を聞いて、そりゃショックだったけど、
何となくホッとしたのも、確か。
全盛期の彼が大好きだっただけに
これで、わだかまりなく好きだと思えると・・。
 
マイケルというと思い出すのは
いつぞや、ドキュメンタリーを見た時のこと。
 
すでに彼は表情がほとんど動かなくなってたが
「ぼくは2回ほど鼻を整形しただけ」と
最後まで言い張ってた・・。
自分でもそう信じこんでる感じだった。
 
マイケルのドキュメンタリーを2時間ほど見て
いささか気分的にヘキエキした直後、
たまたま、修道院のドキュメンタリーを続けて見た。
 
強風吹きすさぶ断崖で、ブドウを育て、
部屋にはベッドと机ぐらいしかなく、
徹底的にシンプルな生き方をする人たち。
社長の座を捨て、財産を整理して
この修道院へ来た、という人もいた。
 
修道僧たちは、とくに美形でもなかったし、
表情もほとんど動かず、静かに語るだけだったが
びっくりするほど人間らしい、深くて、
素晴しい顔だちをしてた・・感動的なほど。
 
金にあかせて買物しまくるマイケルの特番を
見た直後だっただけに、よけいに・・
むごいほど、その落差はきわだってた。
 
マイケルっていうと、まっ先に思い出すのが
あのドキュメンタリーのことなんだな・・。
 
ああ、とても1回じゃ書ききれない。
近日中に、続きは、また。

ナッシュ・ブリッジスますます好調!

『ナッシュ』ほぼ欠かさず見てる。
毎日の楽しみが増えたわ♪
 
敵アジトの扉をブチ破るのに
ナッシュが「マスター・キー!」というと
ハンマーがすっと手渡されたり
細かい演出が楽しい♪
 
サンフランシスコ舞台って設定も
うまく活かされてて、
ヤク打ってる街の女が
ジョギングシューズに履き替えて
シスコの坂道を疾走して逃げたり、
霧の金門橋での撃ち合いシーンがあったり。
「ブリッジス」って名前も
いかにもシスコの刑事にふさわしい。
 
ちなみにナッシュがバッヂをかざして言う
「SFPD!」というのは
San Francisco Police Depertment
(サンフランシスコ市警)の略だそ〜です。
 
ナッシュの父親がからんできてからは
内容に哀愁と深みが出てきた。
元気だが、アルツハイマーにかかってて
ときどき息子の顔も判らなくなり・・
それでもまだまだ女性にモテまくり。
結婚寸前まで行ったりするのが
ブリッジス家の血筋か?(笑)
 
この気むずかしい父親が気に入った
ヘルパーの女性が、ナッシュ好みの金髪美女。
どうやら、3回目の結婚の予感?
(しかしドン・ジョンソンて、キスシーン上手ね〜)
 
相棒のラテン系おぢさん・ジョーが
また、イイ味出してます。
最初はやり過ぎっぽくて、やや浮いてたが
だんだんこなれてフンイキになじんできた。
 
同性愛者の結婚式にまぎれこむ話で
ナッシュとカップルのふりするハメになり
肩組んで笑いながら「おい、ケツにさわるな」
なんてカラミ、最高でしたわ♪
 
ところでこのジョー役の役者さんて
『LOST』のハーリーの父親役の人よね?
あんな個性的な顔の人が
何人もいるとは思えん・・σ( ’_’)

よっ、待ってましたナッシュ・ブリッジス!

始まりましたね〜『刑事ナッシュ・ブリッジス』。
まえに地上波で日曜の午前中に見てたけど、とちゅうからだったんで。今回CSで第1回から見て、元カミさん2人や、相棒との関係がやっとわかった。
ドン・ジョンソンの声、野沢那智さんなのよね〜。『マイアミ・バイス』で隆大介の声のイメージしみついてたんで、第1回だけはやや抵抗あった。今じゃすっかり慣れ、那智ちゃんの声芸を楽しんでる♪何かのはずみで、ふとイリヤっぽくなるのがまた・・(^m^)゛
 
マイアミ・バイス』から重苦しい部分をぬかして、明朗な部分だけ拡大したようなこのドラマ、大好きだ!なつかしいなぁ、バナナ色の愛車(笑)この車、世界に10台ぐらいしかない超レア車だったのね・・
 
ナッシュは2度結婚し、2度離婚の「バツ2」男。(『NCIS』のギヴ様みたいだな〜)
さいしょのカミさんと別れた理由は「多忙すぎた」と平凡。
2度めのカミさんは大富豪の娘だったんで、彼女の両親が、刑事なんて危険な仕事から足を洗わせようとした。ところがナッシュは仕事大好きで、現場にいたいあまり、警部補への昇進試験も受けず、有給ためまくり、という仕事人間。
けっきょく、これが理由で別れるハメに。カミさんは未練たっぷりで、サインした離婚届を手渡したナッシュが「また会おう」と言ったとたん、「いつ?」なんてすがったりする。
最初のカミさんとの間には、十代の一人娘がいて、この娘とも仲がいいなんて、ちょっとモテ過ぎじゃないの?男の夢か〜。いい気なもんだぜと思いつつ許せてしまうのは、ドン・ジョンソンの魅力ゆゑか。娘と並んでブランコに揺られつつスプーンでチョコアイス食べて、こんなに似合うおじさま、他にいるか?
 
『ナッシュ』はまた、舞台がサンフランシスコって設定も上手いね。
マイアミのイメージからは離れたいが、南国ぽさは欲しい。NYもいいが、西海岸の方が似合う。でもロサンゼルスほど都会ではない。霧、ケーブルカー、チャイナタウン、金門橋など、歴史ある古い街。
そして『花のサンフランシスコ』以来、フラワー・チルドレンにも優しい街のイメージ。フラワー・チルドレンの子である『ダーマ&グレッグ』夫妻が住んでたのも、サンフランシスコでしたっけ。自由で、ふところの深いあの街は、ナッシュによく似合う。
 
ドン・ジョンソンて、妻に保険金かけて殺しまくる犯罪者を演じたりして(映画のタイトルも覚えてないや)、でも、魅力的すぎて悪役に見えず、一時期は無理してる感があった。
ナッシュ・ブリッジス』は、開き直った感じがいい。観客が自分に何を求めてるかちゃんと解ってて、応えようとしてるのが心地よし。
楽しみがひとつ増えたぞ♪願わくば、昼12時/夕方6時/深夜3時って放送時間は見づらい。内容からして、夜8時ぐらいが適切と思うが・・。

S・キングなら映像より原作だろ、しかし・・

スティーブン・キングというと、映画にTVドラマにとやたら映像化されるわりには、原作を超える感動に出会ったことない、というのが、わが持論。
すでに原作に充分、映像的広がりがあるのね。そして独特の、簡潔で力強い文体。熱っぽい語り口。こういうのがすべてこぼれ落ちちゃう映像化は、けっきょく、原作には勝てないんだわ。
 
いちばん映像化で面白かったのは、NHK地上波で前・後編放送した『悪魔の嵐』。ただしこれは原作を読んでない。
追記:どうもキングみずからTV用に書き下ろした脚本らしい。だから他の作品に比べて、原作と映像までの距離感がないのか?
 
CSのドラマでもS・キングの名があると、つい見ちゃうが、感心したことないな〜。
『ローズ・レッド』は消化不良、遊園地のお化け屋敷どまり。『BONES』のブレナン博士役の女優さんや、『LOST』のロックの父親役の人と、いい俳優さん出てて、期待してたのに・・☆(中盤で出てきたピザ配達人は、たぶんキング本人)
 
『ナイトメア/S・キング8つの悪夢』も、期待せずに見たんだが。第2話『クラウチ・エンド』。これは、ちょっと拾いモノ。
 
★★★以下ネタバレあるかも!注意!★★★
 
新婚旅行中に友人宅に招待を受け、クラウチ・エンドという見知らぬ街に向かう夫婦。どうしても行き着けず、引き返すこともできない。まるで悪夢のよう。
街には「60人行方不明」の文字。正体不明のものに襲われそこねた夫の態度の変化。ドルイド教の生け贄の地という不気味な気配・・
 
・・と、前半ワケわからずモヤモヤしてたうちは、怖くて、面白かったが。後半、クトゥ○ーだの○グだの、なじみの地名が出てきたら、もうアカン☆ どんな異様なものであれ、正体が判っちゃうと、もう怖かないんですな。
CGの化け物登場には、爆笑を誘われたしな〜。蛇足もいいとこ。
 
どうやら原作は、ク○ゥルー神話(とくにラブ○ラフト御大)へのオマージュらしいから、そういう地名が出てくるのは仕方ないのか・・
この話、そういう意味づけせず、正体不明のまま終ったら、傑作になったんじゃないか?結末もヒネリが効いてて面白いのに。なんかすごく残念な後味だ〜。
 
ちなみに原作は『メイプル・ストリートの家』(文春文庫)所収のもよう。これ、未読なんで、明日にでも本屋に寄ってみっか。
なんだかんだ言って、ン十年以上前に読みハマってたS・キングや○トゥルー神話に復帰の気配だわな・・CSにノセられたかな?

4年目のアストロ球団は・・(後)

球五くん時代の上地くん#2♪

ドラマ『アストロ球団』、リアルタイムで見てたときは、前年のプロ野球ストのことで頭いっぱいだったが。
 
あれから4年。
アストロ球団』にも出演してた、プロ野球ストの中心人物だった古田くんも、すっかり解説者に。(その理論の高度さは土曜深夜『フルタの方程式』でうかがえる。鳥肌モンだね、あれは!)
 
日本プロ野球界は、セパ交流戦クライマックスシリーズ導入で、以前よりかくじつに面白くする工夫が増えてきたよね。
世界的に見れば、野球オリンピック参加、そしてWBC。オリンピック競技からは外れちゃったけど、少しずつ世界的スポーツに発展しつつある。
 
かつて大リーグが発足した当時、
「これからは日本でもサッカーが大流行し、野球はすたれる。サッカーは野球と違って世界的競技だし、運動能力の高い子どもはみんなサッカー界に行く」
などという極論をぬかした奴がいた。
今、そうなってるか? ざまーみろ、と言ってやりたい。
 
しかーし。
その、世界的に広がりつつある野球の発展に、なにより障害になってるのは、他ならぬアメリカって国の考え方なんでは?
本来アマ出場が基本のはずの五輪に、プロ参加を許し、ワケのわからん審判を出し、勝てないとなると正式競技からあっさり外す。
WBCだって、「始めたのはオレたちだから、やめるのもオレたちが決める」とか言ってるそうではありませんか!?
前回WBCの、あの奇妙なルール。そして本家アメリカの、あの弱さ。一流選手の契約やら何やらカラミがあったにせよ、「つまり大リーグって、海外選手が寄り集まって強くしてるんだな〜」と思わずにいられなかった。
 
野球って、一発逆転もあるし、ルールも整備された、じつによく出来たスポーツなんだ!それが世界的に知れわたれば、もっともっと発展するはず!
アメリカの「おらが国の競技」「勝つために何でもアリの競技」から脱することが出来るかが、野球界の将来のカギを握ってると思うな。
 
一刻も早く、サッカーのFIFAみたいな、野球の世界的組織がほしい!そしてアメリカ一国の手から、野球を世界的競技に発展させてってほしい!
 
なーんて、4年めの『アストロ球団』見ながら、しみぢみ考えたのは、そんなことだった・・アストロ戦士たちへのことば「きみたちは30年早かった」・・まさしく、言いえて妙だったね・・。

4年目のアストロ球団は・・(前)

球五くん時代の上地くん♪

はは、完全に球五くん=上地雄輔くんめあてで見たよ(笑)深夜、必死で写メりながら。
CSファミリーchアストロ球団いっきょ放送にふと気づいて途中から見たため、すでにコテコテのヴィクトリー戦に突入してた。
 
しかし・・・・
画像見て思ったが、上ちゃん(うえちゃん、と呼んでます)、意外と和風で気品ある顔だちしてんね。今日の画像なんて、角度のせいか、髪型のせいか、ちょっと草なぎくんぽいかも??
この清々しい好青年が、3年後にはヘキサゴンのおバカキャラとなり、遅咲きアイドル羞恥心〜♪として紅白まで出てしまうなんて、誰が想像したろーか?!
  
いや、私はそのヘキサで上ちゃんにハマったんで、別にいいんだけど。(アストロ放送当時は、むしろ球六さんヒイキだった記憶あり。球五=長嶋二世って設定が好きじゃなかったんだよな〜)
あの時期の上ちゃんにハマってたら、その後の展開は、いささかつらかったかもしれんな〜σ( ’_’)
 
しかし球五くん、爽やかな微笑でんな!
試合とは名ばかり、アストロの反逆児・球四郎率いるヴィクトリー軍団数人にボコられ、試合中盤に担架で運ばれ退場。肋骨が折れて内臓に突き刺さり、意識不明で点滴受け、一命も危ぶまれてたはずの球五くん。
試合終盤ドタン場に、すたすた歩いてグラウンド復帰。「ただいま♪」と部活から帰宅した子どものよーに元気なあいさつ。
 
・・さすが超人。回復力、ハンパない。
HEROESかよっ(爆)
 
そして球五くんは、このコテコテ流血試合の最後を飾るのであった。他のメンバー、みんなボロボロだったからね〜。結末はアンチ・クライマックスそのもの。よりによって・・他になかったんかっ!?
 
をっと長くなったんで、野球の話は、また次回に。

『宇宙大作戦/スタートレック』にジル・アイアランドが!

#24「死の楽園」。とある星に、毒ガスがまんえん。この毒ガスは人体には有害だが、ある種の植物を異常繁殖させた。その植物は、人間の感情をおだやかに平和に、愛で充たす作用をもつ物質をふりまき、人々を魅きつけるのだった・・
 
と、いうわけで。
「論理的ではありませんね」が口グセ、感情なんてないはずのスポックが、彼に片想いしてた女性・ライラに導かれてこの花の影響を受け、一気にラヴラヴ生活に突入。ヒザまくらしてもらうわ、笑いながら木登りするわの大はしゃぎ・・
 
あら、綺麗でデリケートそうな金髪女性だこと、と思ってよく見たら。
このライラさんがジル・アイアランドなのでした。
花の作用がさめ、任務復帰するスポックと、ライラのキスシーンの美しかったこと!2人ともさすがだ!
あの冷徹なスポックに「私は、生まれて初めて幸福でした」とまで言わしめた、たぶん唯一無二の女性。納得だなぁ〜♪
 
スポックに続き、マッコイも、カトーも・・
乗組員たちは1人、また1人と、エンタープライズ号を去ってゆく。
ただ1人、キャプテンとして宇宙船に残って
日誌を口述筆記するカーク船長の、孤独な姿も素敵♪
いっそこの私も、船を捨てて、乗組員たちとともに
あの星に降りてしまおうか・・と心迷うあたり、たまらん♪
 
強い怒りの感情が、花の作用に打ち勝つことを知り、
心ならずもカーク船長、スポックを激しくののしる。
殴り合う船長と副長・・
いーなー、こーゆー設定もたまらん♪
(しかしエンプラ号の制服って、すぐ破けますな・・苦笑)
 
いや冗談抜きで、すごく上出来のエピでした!
こんど放送されたら、録画しとこっと。
 
でも、カーク船長の声が
ナポさんと同じ矢島正明さんなんで
(ぢつはこのシリーズ、それ目当てに見始めてハマった)
見てて、ふくざつ気分でしたわ〜。
 
ナポさんも、かつてジル・アイアランドと
からむエピあったしね〜
 
ネット情報によると、このスタトレ出演時は、
ジルさん、マッカラム様と離婚寸前だったらしい。
本当に「あの時代」を感じさせる女優さんですね!